当院におけるフィブリノゲン製剤とC型肝炎感染について

1.平成20年1月17日に配布された政府広報に、特定フィブリノゲン製剤納入先医療機関として当院が公表されました。
これは、上記フィブリノゲン製剤の販売元であった三菱ウェルファーマ社が昭和63年6月以前に製剤を納入したとする医療機関名を、平成16年6月29日付けで厚生労働省に届け出て、平成16年12月に公表され、今回、再度、公表されたものです。
平成16年7月、厚生労働省の要請で、当院の診療記録の保存状況を調べましたが、当時の入院診療録、製剤使用簿等の診療記録は保存年限を過ぎているため廃棄されていました。従って、当院の使用状況を書類上で確認することはできません。
また、今回の発表にあたり、再度、製薬会社に確認しましたが、昭和63年7月以降、当院への特定フィブリノゲン製剤の納入はありません。仮に、昭和63年6月に当院が該当製品を購入したとすると、製剤の使用期限が3年であるため、平成3年7月以降にはその製品は当院に存在しておりません。従って当然、使用しておりません。

2.当時の産科の処置として、該当製品は分娩時に大量出血して輸血を大量に施行しても母体が危険な状態にあるDIC(播種性血管内凝固症候群)の患者に使用した可能性があります。当時、分娩時の出血量(羊水を含む)が、経膣分娩時は1,500グラム以上、帝王切開時は2,000グラム以上でなければ輸血はしなかった(当時の担当責任者に確認)ことより、出血量がこれ以下の方には、該当製剤を使用しておりません。母子健康手帳に記載されている出血量をご確認ください。
上記の出血量を超えている方、輸血をなさった方は念のためC型肝炎ウイルスの血液検査をお受けになってください。分娩時に大量出血があったと思われる方で、出血量が確認できない場合は、当院管理課にお問い合わせください。

平成 20年1月

愛育病院院長 中林 正雄