welcome to Aiiku Hospital

No.1(1995年10月発行)

 発行者:愛育病院院長  事務局:愛育病院事務部管理課


 この『愛育ひろば』にはみなさまの声をたくさん載せたいと考えています。愛育病院へのご要望、育児のこと、お子さんの自慢etc.何でも結構です。ぜひ下記アドレスまでお寄せ下さい。

info@aiiku.net

 

『みのりの秋のくだもの講座』        愛育病院栄養科

『くだものはおいしい、栄養もある』

 果物は野菜と共にビタミン・ミネラル・食物繊維の豊富な食品です。妊婦さんに関わりの深い例をあげると、胎盤早期剥離や早産の方の場合、血中にビタミンCが低いといわれます。

 ビタミンCの多い果物は、いちご・キウイフルーツ・かき・パパイヤ・柑橘類。お母さんと胎児の皮膚や粘膜を保護し感染から守るカロチンはマンゴー・杏・びわに、ナトリウムの排泄を促し高血圧を防ぐカリウムはアボガド・バナナ・キウイフルーツ・メロンに多く含まれています。

 また、果物の食物繊維は主に水溶性のペクチンで、小腸内で水分を吸収してゼリー状になり、その中に吸着することで血糖の上昇抑制、コレステロールの吸収疎外という効果をもたらしますが、これはキウイフルーツ・りんご・かき・いちご・バナナ・桃に多く含まれます。

『でも、ちょっと待って』

 以上のように果物はヘルシーな食品としてのイメージが定着しているため、果物に含まれている糖質については見過ごしてしまいがちです。

 果物の糖質は、果糖・ブドウ糖・蔗糖で、80kcal相当の果物(下記参照)に平均大さじ2杯の砂糖を含んでいると考えることができます。ご飯やパン・めん類に含まれているデンプンと異なり、体内に素早く吸収されて中性脂肪に合成され肥満の原因になりやすい(!)という欠点をもっています。

 吸収が早いため、妊娠糖尿の場合には、食べるとすぐに尿糖が陽性になることもあります。また、内臓に脂肪がついているタイプの肥満の人には果物の食べ過ぎが多いと指摘されています。1日に摂る果物の適量は150〜200gですが、糖尿病、肥満、動脈硬化の危険因子の一つである中性脂肪値の高い人は果物の摂取量が過剰にならないよう、また就寝前の接種はつつしむなどの注意が必要です。

80kcalに相当する果物とお菓子

いちご・・・・・・・・・・・・・・250g(大10粒)

バナナ・・・・・・・・・・・・・・100g(中1本)

みかん・・・・・・・・・・・・・・200g(中3個)

キウイフルーツ・・・・・・140g(大2個)

オレンジ・・・・・・・・・・・・200g(小1個)

りんご・・・・・・・・・・・・・・150g(小1個)

グレープフルーツ・・・・200g(小1個)

カキ・・・・・・・・・・・・・・・・130g(中1個)

ショートケーキ・・・・・・25g(中1/4個)

ポテトチップ・・・・・・・・15g(12枚)

チョコレート・・・・・・・・15g(中1/3枚)

『愛育ひろば』のトップページに戻る


Home