
No.4(1996年7月発行)
発行者:愛育病院院長 事務局:愛育病院事務部管理課
| この『愛育ひろば』にはみなさまの声をたくさん載せたいと考えています。愛育病院へのご要望、育児のこと、お子さんの自慢etc.何でも結構です。ぜひ下記アドレスまでお寄せ下さい。 |
『おっぱい育児応援します』 林 道代
| おっぱいは、赤ちゃんとお母さんの心と体の両方に大切なことは、誰でも知っていると思います。愛育病院では妊娠中からおっぱいのすばらしさを知って自然に母乳で育てたいと思えるようにお手伝いしています。そこで、当院での母乳育児に対しての考え方、取り組み等をお知らせしたいと思います。
産科外来においては、赤ちゃんがおっぱいを上手に据えるように妊娠前期・中期・後期に乳房をチェックし、自己マッサージの方法を知っていただき、個別に応じてアドバイスを致します。更に母親学級のカリキュラムの中には、母乳哺育のための内容も組み込まれ、すべてのお母さんが自信を持っておっぱいが与えられるよう応援しています。 入院してからは、出産直後に赤ちゃんを抱きしめていただき、おっぱいを吸わせます。赤ちゃんが吸うことはおっぱいを作ること、母性を作り上げることになるのです。生後、最初に口にするものは母乳にしていただきたいので、特別の事情がなければ糖水は与えていません。 おっぱいを出すためには、初期より赤ちゃんに何回も吸っていただくことが大切です。そのためには、いつも赤ちゃんと一緒にいられる母児同室をお勧めします。現在、大部屋では母児同室ができませんので授乳室に来ていただいていますが、いつも赤ちゃんが眠っていたりでタイミングが合わない場合は、泣いたときにお呼びするという方法をとっています。みなさん最初からおっぱいを上手にあげられるわけではありません。乳首の手入れ、赤ちゃんの抱き方、吸わせ方、毎日接するうちに上手になってきます。 お母さんも赤ちゃんも、お手伝いする私たちも大汗ポタポタということもしばしばあります。しかし、生後3〜4日もするとおっぱいも十分出てくるようになり、赤ちゃんを抱きしめて、お母さんたちの話もはずみます。退院後は、乳房のトラブル等は産婦人科外来、赤ちゃんに関する相談は母子保健科で行っています。 どうぞ赤ちゃんの体と健康と心を作る、おっぱいをたっぷり与えて下さるようお願いいたします。おっぱいだけで育てるためのポイントは、・おっぱいだけで育てようとする気持ちを持つこと ・母乳育児は赤ちゃんのためばかりでなく、母親にとっても必要なことを知る ・いつも乳首を気にかける ・母乳不足と思ったときミルクにすぐ手を出さない ・困ったとき援助して下さる方を見つけておく ・母乳育児は自然であたりまえのこと。リラックスして楽しいことを感じる。以上です。 お母さんがんばってね。 |
『選択食の紹介』 栄養科
| 私たち栄養科では、平成6年6月から選択食を始め、みなさまに喜んでいただいています。
通常は、火曜日と金曜日の夕食で、主食(ごはん・かゆ・パンなど)6種類、汁物(みそ汁・スープ・ポタージュなど)3種類、主菜(豚・牛・鶏・魚料理)3〜4種類、副菜(和え物・煮物・サラダなど)2種類、果物3種類、デザート(ゼリー・プリンなど)3種類の中から、それぞれ1つずつ選んでいただきます。前日の昼食時にアンケート用紙を配布し、それを回収・集計して治療食・禁止食品のある方には手を加え、すべての患者さんに希望どおりの食事が届けられるよう気を配ります。A食・B食のどちらかを選ぶという簡単なものではないので、大変な作業になりますが、その日の残食が少ないこと、また、みなさまの『楽しみにしています』という声を励みにがんばっています。 その他、陣痛時には陣痛の進行にあわせて3種類の食事を用意し、また、外国の方が多いのも愛育病院の特徴なので、その方の食習慣に合う食事を心がけています。 これからも、できるだけ多くの方が満足して退院されていかれるよう、努力していきたいと思います。 |