愛育クリニック
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胎児診療の専門ユニットについて

2023年4月、愛育クリニック内に胎児診療を専門とするFMF胎児ユニットを開設いたしました。 胎児ドック(超音波検査での胎児の全身評価)を中心とした診療を行います。 胎児の状態に応じて、血液検査、絨毛・羊水・胎児採血検査にも対応いたします。

胎児ドックとは

形態でわかる生まれつきの病気や症候群は25人に1人の頻度と言われ、 超音波検査(エコー検査)で胎児の「形態異常」や「発達」を確認します。 妊娠初期・中期・後期に胎児評価を行うことで、胎児の成長発達に応じた全身評価を行います。
「FMF精密胎児ドック」を受けることで、顔や指先など全身を隅々まで評価することができます。 受診のお時間、また費用のご負担を減らした「愛育胎児ドック」では、大きな異常がないかを確認します。 いずれも、妊婦健診で行う評価よりも詳細なものですので、お受けになりたい検査をご選択ください。

受診対象

受診・検査をご希望されるすべての方が対象です。
① 愛育クリニック、愛育病院で妊婦健診を受けている方
② 愛育病院セミオープンシステム・セミオープン里帰りシステムの利用登録済の方
③ 他院で妊婦健診を受け、他院で出産予定の方
※愛育病院セミオープンシステム・セミオープン里帰りシステムの利用登録済の方は、妊娠中に少なくとも1回の受診を推奨します。

FMFとは

ユニットの名称につくFMF(The Fetal Medicine Foundation:胎児医療財団)とは、 英国で設立された団体であり、胎児の観察・治療などに関する多くの研究、医療者の育成、診療を行っています。 英国を含めて諸外国では胎児健診が一般的ですが、日本では受診を希望される方に提供される任意の検査という位置付けです。
FMF胎児診療ユニットは、世界水準である英国FMFと同等の胎児評価を行なっている FMF胎児クリニック東京ベイ幕張のスタッフが診療にあたります。

Q&A

  • 「35歳以上じゃなくても、受けたほうが良いでしょうか。」
  • はい。生まれつきの症候群・病気の約80%は、妊婦さんの年齢に関係しません。
    そのため、年齢に関わらず、赤ちゃんの健康状態について知りたいと考えている妊婦さんは、 受診をおすすめいたします。中には、胎児治療できる疾患や、 知っておくことで適切な分娩時期・場所を考えられる場合があります。


  • 「妊婦健診で順調と言われていても、受けたほうが良いでしょうか。」
  • はい。日本産婦人科学会のガイドライン上、妊婦健診に胎児の形態評価は入っていません。
    妊婦健診での順調=生まれつきの病気・症候群がない、ということではありません。
    赤ちゃんの健康状態について知りたい場合には、胎児ドックの受診をおすすめいたします。


  • 「出生前検査(NIPT・コンバインドテスト・クアトロテスト・トリプルマーカーテスト)を受ける場合でも、胎児ドックは受けたほうが良いでしょうか。」
  • はい。NIPT・コンバインドテスト・クアトロテスト・トリプルマーカーテストでわかるのは、 生まれつきの症候群・病気の20%弱です。
    トリソミー以外の生まれつきの症候群・病気のうち、約30%は初期のFMF精密胎児ドックで、 約80%は中期のFMF精密胎児ドックで知ることができます。
    NIPTを受ける場合、コンバインドテスト・クアトロテスト・トリプルマーカーテストは不要です。

診療時間

  • 火曜日 10:00~18:00
  • 金曜日 10:00~17:00

診療スタッフ

愛育クリニックと契約を結んでいる「FMF胎児診療ユニット」のスタッフが対応します。

氏名 資格等 担当日
林 伸彦 産婦人科専門医
FMF certificate・diploma
火曜日・金曜日
佐藤 亜美 産婦人科専門医 火曜日
加藤 ももこ 認定遺伝カウンセラー、看護師
FMF certificate
火曜日・金曜日
原田 宙実 助産師、超音波検査士
FMF certificate
金曜日