

愛育会と当院の歩み
母と子の幸せとすこやかな子どもの成育のため
安全で快適な妊娠・出産・育児を支援いたします。
愛育会の組織図
愛育クリニック
~ 創立の経緯と歩み ~
愛育病院・愛育クリニックは、昭和9年3月に創立された恩賜財団母子愛育会がその出発点になっています。恩賜財団母子愛育会は、昭和8年12月の上皇陛下の御誕生を記念して、当時悲惨だった日本の母子保健の状況を改善するため、昭和天皇からの御下賜金により設立されました。
その後の調査活動の結果、医療施設の必要性が判明し、昭和13年12月に小児科部門のみの愛育医院開設、続いて昭和15年12月に産科部門を開設、さらに、昭和24年11月に愛育病院と改称されました。
昭和55年9月、国際児童年の記念事業の一つとして現在の南麻布の建物となる総合母子保健センターが開設されました。この建物で整備を進めた結果、新生児集中治療室、母体・胎児集中治療室が設置され、平成11年からは東京都の「総合周産期母子医療センター」に指定されています。以来、母子医療の専門病院として各科が緊密な連携を取り、母と子にやさしい医療の実践を目指しています。
平成27年2月1日、田町の新病院新築移転に伴い、南麻布の旧病院の建物で外来診療を中心とする愛育クリニックを開院いたしました。
愛育クリニックでは、産婦人科、小児科、母子保健科、小児精神保健科、皮膚科、女性内科・内科、歯科、インターナショナルユニット、周産期メンタルヘルス科を開設しました。これからも愛育病院と連携を取りながら、愛育会創立の趣旨にそって、母と子の健康を守り、より良い医療を提供していきたいと願っています。




- 1934年(昭和9年)
昭和天皇が上皇陛下の御出産を記念して
恩賜財団愛育会を創立 -
1938年(昭和13年)
恩賜財団愛育会附属「愛育医院」(小児科)開設 - 1940年(昭和15年)
産科開設 - 1949年(昭和24年)
「愛育病院」に改称 - 1958年(昭和33年)
保健指導部新設 - 1964年(昭和39年)
日本総合愛育研究所発足 -
1980年(昭和55年)
総合母子保健センター事業開始 - 1983年(昭和58年)
母性人間ドック開設 - 1996年(平成8年)
皮膚科(小児専門)外来開設
小児科病棟改修・新生児集中治療室・後方病床新設、
周産期母子医療センターとして業務開始 - 1997年(平成9年)
心理福祉室開設
東京都の「地域周産期母子医療センター」に認定 - 1999年(平成11年)
産婦人科病棟改築・MFICU整備・LD室を新設
内科・麻酔科設置 東京都の「総合周産期母子医療センター」に指定 - 2003年(平成15年)
小児外科開設 - 2004年(平成16年)
妊婦健康相談室(助産外来)開設 - 2013年(平成25年)
児童精神科開設 -
2015年(平成27年)
芝浦への愛育病院新築移転に伴い愛育クリニック開設
ご寄附のお願い
愛育病院は、上皇陛下のご誕生を記念して、昭和天皇よりの御下賜金をもとに昭和13年に設立されました。当時の悲惨な母子保健の改善向上が目的で、昭和9年に創設された恩賜財団母子愛育会が運営母体です。私たちはより良い医療をめざし、患者さんのために力の限りを尽くしたいと思っておりますが、私どもの負担で行うことには限界があることも事実です。日本の周産期医療・母子医療の方向性を示す病院・クリニックになるためにも、皆さま方のお力をお借りできれば大きな助けとなります。愛育病院、愛育クリニックへのご寄附は、両施設の運営母体組織である社会福祉法人恩賜財団母子愛育会にて承っております。多くの皆様のご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。